施工事例


地元に合ったサイン。

 

この写真は、各地方にも普通に見られる

「アルミ板:裏リブ付の標識型サイン」です。

風雨には普通の地域であれば、問題なく耐えうる

サインですが、私の住んでいる地域は、日本でも

有数の豪雪地帯。

雪に埋設してしまうようなサインは、写真のように無惨な姿になってしまいます。

アルミ板(板厚2mm・裏補強リブ付)はグニャグニャに曲がり、支柱は傾き、表面のカッティングシート(反射材)は、雪の圧により文字が剥離してきている。

もうサインとしての用途をなしていない状態です。

 

我々は、地元にあったサイン製作を信条に営んでおります。

 

 

 

 

このような状況下では、設置箇所にもよりますが、積雪量、雪の圧、法面など考慮し、

オール鉄骨枠、亜鉛メッキ加工、板面はガルバリウム鋼板、表面は凹凸の無いよう

グラフィックプリントUVラミネート加工などで仕上げております。

(ラミネート素材は箇所においてはフッ素UVラミネートを、塩ビシート自体が懸念されるような場合はウレタンペイントを使用する場合もございます。)

この写真の看板も山の尾根にあるマップサインですが、雪の重みに耐えきれず、看板は足を残して破壊されていました。支柱を外連・錆止・再塗装し、板面の鉄骨は全てスチール製:亜鉛メッキ加工を施し、表面も鋼板に、雪・氷の摩擦を考慮してウレタンペイントで仕上げました。

この状態でも、十数年に一度くらいの豪雪に遭遇したら…。

 

安さだけに固執して作ったサインはこの地域ではこういう結果になる可能性が高いです。

確かに見た目は一緒かも知れませんが、地の状況を知り尽くした、地元のサインメーカーとして責任ある施工をしたいと思います。

 

既存看板修繕工事

これもやはり同じような状況で、数年雪に埋設後、雪の圧で支柱もゆがみ、板面(FRP板のみでした)が外れた状態でした。

 

支柱のゆがみを直し、補強用鉄骨(亜鉛メッキ)・アルミ板(グラフィックプリント・フッ素練り込みUVラミネート)・ビス止め・コーキングで仕上げました。